車売る前

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車売る前

 

車を売却しようというタイミングで車検や故障箇所、あるいは、ぶつけてしまってへこんでいるような箇所を修理に出す人が時たまおられます。この人たちの気持ちになって代弁すると、査定が下がってしまうし、きれいにしておいて、車検の残りが長いといいのではないか?と考えているのでしょう。

 

確かに、車がきれいで、車検も長く残っているほうが査定は高くなる可能性が高いです。でも、その修理代や車検費用の分だけ査定が上がるかは分かりません。

 

たとえば、20万円かけても、アップするのは2万円くらいの可能性もあります。もし、そうだとしたら、直したり、車検に通したりせず、そのまま査定してもらったほうが最終的には得ということになることが分かります。

 

特に、修理の場合、意外と小さな擦り傷程度だと、修理代が高くついてしまい、その割にはアップしないという現状があります。大きく凹ませてしまった場合は別ですが、多少の場合はコンパウンドなどで慣らす程度のほうが、査定ダウンと修理代の差額を考えるとベストです。

 

そして、車検の場合も同様で、検査費用のほうが高くなることも多く、実際には現状のままで売却をする人が多いのが現状です。これは、お店にもよりますが、車検費用に合わせて、メンテナンス費用を上乗せすることで販売すると考えている場合、案外車検の残りは気にしないというところもあります。

 

どこまで修理を施し、どこまで検査費用をかけるのかは、その車と自分の状況に合わせて調整するようにしましょう。

車売るまえ

自分の車の装備品に対して、さらにパワーアップをはかるために、純正品、あるいは車外品のパーツを購入し、取り付けることがあります。もちろん、パーツ自身が、車検でも問題なくパスできるものであれば、取り付けることに違法性はありません。

 

見た目もかっこよく決まって気分は爽快なのですが、そこで覚えておかなければいけないことがあります。それは、取り外したパーツの処分についてです。自分にとって取り外したパーツは不用品以外の何者でもない状態であることは、その場では間違いありません。

 

しかし、これが中古車売却の段階になったときは、査定に差が出てしまうことがあるのです。特に、純正パーツの場合、最終的にディーラーで売却をするときには、取り付けなおすか、あるいは一緒に添付をすることで、金額に大きな差が付く場合も考えられます。

 

中古車販売店のような場所で売却を検討している場合、パーツによっては、プラスで査定額をアップしてくれることもあるのです。

 

また、取り付けたパーツに付属してくる箱や説明書、付属品は必ず取っておくようにしましょう。欠品があると不具合を生じることも考えられることから、金額を下げてしまう場合もあります。

 

パーツの付属品がすべてそろっていることで、査定金額が大きく跳ね上がることは少ないものの、不足している場合は査定ダウンの可能性が高くなるのです。保持しておくことが可能なものに関しては、なるべく持っておくようにしましょう。